逆浸透システム大研究■4

◆逆浸透システムの歴史
環境先進国・アメリカが生んだシステム
逆浸透システムは、アメリカが発祥の地です。アメリカが、日本より早くあらゆる環境問題に取り組んでいることは、少しでも環境に関心のある人にとっては常識です。

その歴史は、海水の淡水化からはじまった
厳しい環境チェックがなされているアメリカで、その「安全性」と「性能」が保証されているのが逆浸透システムというわけですが、その歴史をざっと紹介しましょう。
1950年代、フロリダ大学やカリフォルニア大学で水処理法としての人工半透膜の研究がはじめられ、次いで、アメリカ政府がデュボン、コダックなどの企業に巨額の補助金を出して逆浸透技術の研究開発にあたらせました。
60年代には海水を真水に変えたり、真水を超純水にするなどの技術が完成し、やがて家庭用の浄水器としても使われはじめました。

