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◆水飲み健康法のすすめ
快便は健康のバロメーター

水を飲むだけの健康法ということは、誰でも今日からすぐにはじめられるという大きな利点があります。そして、普段、水を飲む習慣のなかった人が、毎日、きちんと水を飲むようになると、1カ月もしないうちに目に見えて効果があらわれてきます。

まず、先に述べたように、通じがたいへんよくなります。これはじつに大切なことで、快便イコール健康といってもいいほどの基本条件なのです。水を飲みつづけてさえいれば、とくに毎日きちんきちんと便が出なくとも、出るときには快便だからとても気持ちがいいのです。とくに、健康状態を知るうえで、便の様子は貴重なバロメーターとなります。
以下のような便ならば合格といえましょう。
便秘
(1)いきまないでも楽に排便できる。
(2)バナナ状で細かくとぎれない。
(3)明るい黄土色をしている。
(4)悪臭がしない。
(5)便器の中の水に浮く。

おおかたの人は、便は臭いものと思っているでしょうが、水を飲みつづけていると便の臭気が薄れ、用便中のトイレでもほとんどにおわなくなります。悪臭をともなう便をする人はけっして健康体とはいえません。なぜならば、悪臭便の原因となっている物質は健康を阻害する有害物質だからです。

その悪臭物質には硫化水素・アンモニア・ヒスタミンなどがあり、これらの物質は腸壁から逆吸収されて内臓に悪影響を及ぼします。慢性肝炎や肝硬変などの病人、末期のガン患者などが強烈な悪臭便を排泄するのも、こうした症状のあらわれといえます。また、色もきれいな黄土色となってほどよい形状を保つようになり、便器の水に浮くようにもなります。このようなきざしは、水によって老廃物の分解作用がいちだんと加速された結果にほかなりません。

さらに、便がきれいになったことで、数々の病気が改善されたという報告も数多くなされています。まさに快便こそが健康への第一歩であり、便秘が解消されるだけで体調はみちがえるようによくなり、健康への自信が確実によみがえってきます。

水でらくらくダイエット

不健康な肌と同様に、肥満にも気配りがほしいものです。たんに外見上の醜さだけでなく、健康の面からも肥満はけっして好ましいものではないからです。からだに余分な肉がつくと、糖尿病や心臓病、高血圧症など、さまざまな病気を引き起こす原因ともなります。
ダイエット
けれども、なにがなんでも痩せればいいというものではなく、誤ったダイエットや無理な食事制限は、逆に健康を損なうことになって危険です。ある種の健康食品のみに頼って減量した人の中から、病気や死亡事故が多発したという例もあります。また、栄養失調を招いたり拒食症におちいったりする例も数多く報告されています。ダイエットの基本原則は、健康を損なわず、栄養のバランスのとれた低エネルギーの食事をきちんととることにあります。

この水によるダイエットのやりかたは簡単です。やせるためには低カロリー中心の食生活を進めることになり、ある程度の節食や間食をひかえることが要求されます。そこで、空腹感を覚えたらそのたびに水を飲むのです。つまり、新鮮でおいしい水を飲んで空腹をいやすことが、安全でもっとも健康的なダイエット法ということなのです。こんな単純なことでと思われるでしょうが、これが驚くほどに効果的なのです。

実際、新鮮な生水である「逆浸透水」は甘味があり、この水を飲みつづけているとコーヒーや甘味の多い飲みものがそれほど欲しくなくなります。そして、逆浸透水の持つまろやかな味をからだが自然におぼえ、それだけで十分に空腹感を抑えることができるようになってきます。

飲む水の量にも特別のきまりはありません。普段、意識的にコップに1杯、2杯と、ごく自然な形で飲めばいいのですが、一応の目安として1日に1.5~2リットルを飲むように心がればいいでしょう。水はまったくのノンカロリーであり、ダイエットには最良の飲みものといえます。水飲みと同時に、間食や脂肪分、糖分の摂取をひかえたり、適度な運動、たとえば腹筋運動やジョギングなどを習慣づけたりすればさらに効果は高まります。

ただし、痩せるということに即効性を期待してはいけません。いきなり痩せたとしたら、それはなにか別の悪因が考えられます。とにかく、水を飲むだけのらくらくダイエットなのですから、あせらず、無理をせず、逆浸透水のおいしさを噛みしめながら飲みつづけることです。

水は生活習慣病予防、老化防止の武器となるか

老齢化社会に突入した日本は、世界の長寿国のひとつに数えられています。しかし、その実態はどうでしょう。国民の10人のうち8人までがなんらかの病気をかかえているといわれるほど、実際には病人だらけというのが現実です。平均寿命は伸びたものの、ガンをはじめ糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、脳卒中、狭心症、心筋梗塞など、あらゆる生活習慣病が増えつづけています。

さらには、過去には考えられなかった子供の世界にまで生活習慣病は広がり、小児生活習慣病というおかしな現象までが増加しているのです。これらは「ファーストフード」「グルメブーム」といった、現代の風潮がもたらした栄養のアンバランス、あるいは過剰な栄養摂取からきていることはまちがいありません。いくら長生きしようとも、常に病気がちというのではなんとも寂しいかぎりです。

よりよい老後を過ごすには、成人病の予防に努めることです。そのためには正しい食生活を心がけることはもちろんのこと、体内の血行をよくすることが非常に大切になってきます。水をたっぷりとからだに与え、新鮮な血液をからだのすみずみに行きわたらせることで、まず動脈硬化が防止できます。

動脈硬化とは動脈の血管の内壁にコレステロールや石灰質が沈着し、血管の弾力性が失われてもろくなったり狭くなったりする状態をいいます。そうしたところに血圧がかかれば、当然、血管が破れて出血(脳出血・くも膜下出血など)したり、血液が詰まって流れなくなったり(脳梗塞)といった状態になり、致命的なダメージを受けてしまいます。

狭心症や心筋梗塞、脳卒中といった多くの成人病の引き金となる動脈硬化を回避するには、十分な水をからだに与えることです。それだけでも血管内は清浄となり、血管の柔軟性は保たれますからだ全体の血行をよくすることも、水の大切な役割であることを忘れてはなりません。

一方、水が老化の防止にも一役買っていることをご存知でしょうか。「老化とは乾燥の過程である」という言葉がありますが、たしかに的を射ています。つまり、老化するということは体内の水分が減少していくことにほかならないからです。成人のからだの60%は水ですが、生まれたばかりの赤ちゃんにはさらに多くの水分が含まれています。そして、成長するにしたがって体内の水分は減少していき、やがて老人になるとその量は50%程度になってしまいます。
老夫婦
歳をとるとともにシワが増え、からだ全体が縮まっていくということはまちがいなく細胞内外の水分が減り、乾燥していく過程をあらわしていますむろん、歳をとっても見るからに若々しい人もたくさんいます。肌のつやもよく、背筋もピンとしたおじいさんやおばあさんを見ているのは気持ちのいいものですが、そうした人たちは、おしなべてそれなりに水分を摂取しているようです。それも、ただ水を飲んでいるというのではなく、お茶が好きだったり味噌汁やスープ類を飲んだりしています。

一般に、歳をとってくると水を飲む量や回数が減ります。それは、トイレがおっくうといったことも関係しているのでしょうが、やはり、若さを保つためには水の補給を欠かさないことが賢明といえます。人間の大脳皮質の神経細胞の数は140億個といわれ、脳全体では1000億個以上の神経細胞があります。脳細胞は生まれたときから減少がはじまり、実際、老人の脳の垂さは、若いときとくらべると100~200グラムも減っているのです。

この脳細胞は20歳を過ぎるころから1日に10万個が死滅していくといわれ、失われた脳細胞は、他の細胞のように再生することは困難(最新の研究では、訓練によって再生するといわれている)と考えられています。そこで、水をたっぷりとからだに補給し、からだ全体をみずみずしく保つことで脳の老化を最小限にとどめることが可能になるというわけです。生きていくうえの究極の目的である「健康長寿」は、まず水からはじまると心得てほしいと心から願うものです。