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逆浸透システム大研究■5 | アールオーワールド

アールオーワールドは、東京北区にある逆浸透(RO)浄水器の総合メーカー・アクアテック株式会社の公式サイトです!

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◆逆浸透浄水器のしくみと特長
シンク内に設置するアンダーシンク型が主流
 用途によって逆浸透浄水器にもいろいろな種類があります。流しの横などに置いて使う簡易なカウンタートップ型をはじめ、シンク内に収納してより多くのRO水を使うアンダーシンクタイプ、また冷水や温水が使えるオフィス用のもの、さらには飲食店などで調理用に使う業務用など、その機種は多様です。

 もっとも、逆浸透浄水器の場合は、原理やしくみはどの機種であっても性能的にはまったく変わることなく、どのタイプであっても「安全でおいしい水」がつくれます。あとは、どれほど水を使うのか、あるいは使い勝手や価格などによって機種を選択することになりますが、家庭用としては造水量や使い勝手を考慮するとアンダーシンクのタイプが主流となっているようです。

逆浸透浄水器の特長
 特長1■4段階高度浄水プロセス
 おおかたの浄水器が、活性炭あるいはマイクロフィルターの小型カートリッジに水を通すだけの単純な濾過方式であるのに対し、逆浸透浄水器のほとんどが、ろ過用の3本のフィルターに逆浸透膜(ROメンプレン)を加えた、計4本のフィルターを使用し、下図のような4段階での高度浄水のプロセスを経ます。 4段階高度浄水プロセス

 特長2■廃棄水の排出
 濾過方式の浄水器は濾材に汚れを付着させる方式のため、浄水器内に徐々に汚れが蓄積されていきます。したがって、カートリッジの交換を怠ると、目詰まりで水量が減ったり、逆に器内の汚れが流れ出てきたりする致命的な欠点を持っています。

 逆浸透システムでは、第3段階のメンプレン透過の過程で、水中の不純物を器外に捨てる廃嚢水が流されます。これはセルフクリーニング機能と呼ばれる逆浸透システム独自の機能で、浄水器内に汚れを一切ため込むことなくメンプレンを清潔に保って性能と寿命を維持します。この機能によって、メンプレンの交換は3年に1度ですみます。

 特長3■不純物の完全除去
 濾過方式の浄水器が除去できる不純物のサイズが、0・01ミクロン(1万分の1ミリ)程度であるのに対し、逆浸透浄水器は0・0005ミクロン(200万分の1ミリ)までのほとんどの有害物質・不純物を95%以上の精度で除去します。つまり、絶対に安全な水がつくられるということです。

 特長4■健康に役立つ水をつくる
 逆浸透浄水器でつくられる逆浸透水は、たんに飲み水として「安全でおいしい」だけでなく、健康にとってもっとも望ましい水であることが最大のメリットといえます。

 それは、市販のボトルウォーターのように、加熱処理や防腐剤の添加といった処理加工をまったく施していない「新鮮な生水」だからです。このピュアで活きた水を飲みつづけることで体質が改善され、健康増進につながっていきます。

 特長5■使い勝手の良さと優れた経済性
 逆浸透浄水器は、設置後、放置したままでも自動的に水がつくられる仕組みになっており、いつでも、どれほどでも水を飲用することができます。また、フィルター類の交換も実に簡単で手間いらず。家庭の常備品として半永久的に安全でおいしい水を作りつづけます。

 さらに、水を買っている家庭にとっては信じられないほどランニングコストが安く、しかも、水道水が原料で、経済的な部分もまったく気になりません。金銭に換算すると、廃棄水を計算に入れても1リットル当たり2~3円程度で、これは、市販のボトルウォーターの50分の1という安さです。

◆逆浸透システムの誤解に答える
 浸透浄水器の需要が高まるにつれ、一部の逆浸透浄水器を知っていると称する人や、逆浸透システム以外の浄水器を販売する同業他社の間で、いくつかの誤解が生まれています。それこそまったくの誤解ですので、それらを具体的に説明してみましょう。

誤解1■逆浸透水には、ミネラル分がふくまれていない
 たしかに逆浸透水にはミネラルはふくまれていません。不純物とともにミネラルも除去してしまうからです。では、ミネラルをたっぷりふくんでいながら有害物質が入った水と、ミネラルはふくまないが有害物質はいっさい除かれている水とでは、どちらを選ぶか。よほどのヘソ曲がりでないかぎり後者を選ぶはずです。なぜならば、飲み水の絶対条件は「安全性」に尽きるからで、ミネラル分をふくむからといって、わざわざ危ない水を飲む人はいません。極論すれば、ミネラルが大事か、それとも生命か、のレベルの問題というわけです。

 こうした誤解が生じるのも、日本人の持つ「ミネラル神話」によるものです。それが、たんなる雰囲気や仕組まれたものであることはすでに述べた通りです。繰り返しますが、水によって1日に必要な量のミネラルをとろうとすれば、それこそドラム缶1本分もの水を飲まなければまかなえません。

 だいいち、その人の食生活でミネラル分が欠乏しているとわかった場合、ミネラルウォーターをたくさん飲んで補おうとするでしょうか。常識的には、やはりミネラルをふくんだ食品をとろうと、食生活の改善に努めることになります。つまり、水にふくまれている徹量のミネラルは、多くの食品にふくまれているミネラル源の中のごくごく一部なのであり、ミネラルは水から摂取する必要のない栄養素であることを知るべきです。

 ミネラルをふくんだ食品は身近にたくさんあり、バランスよい食生活を心がけてさえいれば必須ミネラルは十分にまかなえます。すぐ目の前を見ても、コップ1杯の牛乳には国産のミネラルウォーターの50倍ものカルシウムがふくまれているのです。  
 それでも、水からミネラルをとりますか……。

誤解2■逆浸透水を飲むと浸透圧が下がり、細胞に悪い影響を与える
 真水である逆浸透水は血液の浸透圧を下げ、細胞内外の浸透圧に差が生じて細胞の機能に障害が生じるなどという人がいますが、これは、化学の基本を知らない人のつくり話です。真水を飲んだとしても、その瞬間に体内にあるさまざまな電解質が水に溶け込み、真水ではなくなってしまいます。つまり、水がからだの中で真水として存在することはないわけで、したがって、浸透圧や細胞に影響を与えることなどあるはずがないのです。

 これが、海水などの塩水などを大量に飲んだとすれば浸透圧にも響き、脱水症状を起こしたりします。これとはまったく逆に真水を飲むわけですから、なんでも溶け込ませてしまう真水はたちまち電解質と混じり合い、体内に在ってしかるべき水の姿になります。

誤解3■逆浸透水は味気なくておいしくない
 味覚については人それぞれで、官能試験をしてみなくては推しはかれない部分が多々あります。たぶん、この意見は逆浸透水を実際に飲んだ人のものではなく、口伝えによるものと思われます。なぜならば、私の主観もふくめ、多くの方々に飲んでもらった経験からすると、味気なくておいしくないと答えた人はほとんどなく、大多数の人が甘くておいしいと答えているからです。

 それもそのはずで、ミネラル分の多い水は渋味を感じることが多く、不純物の入っていない分、甘く感じて当然です。また、まろやかで飲みやすく、喉にスーッと入っていく感じがするとの声もよく耳にするところです。これも真水ならではということで、冷やさずに常温で飲んでも飲み口がいいことから、その喉ごしのよさがよくわかります。実際、味そのものには体験的な馴れもあって、長年、飲みつづけている私などは、たちどころに水道水との区別がつくほどに、逆浸透水の甘い味に舌が馴らされています。

誤解4■逆浸透の過程で、器外に捨てられる水がもったいない
 いわゆる「廃棄水」の問題ですが、これは、もったいないどころか、浄水器内にいっさいの不純物をとどめないための重要な捨て水なのです。逆浸透膜を常に清潔に保ち、雑菌も繁殖させない働きをこの廃棄水が行います。他のシステムの浄水器のフィルター類と比べ、3年もの期間、逆浸透膜の交換が不要なのも廃棄水があればこそです。

 他方、捨て水の発生は水道料金にも影響するのではないのかという声もあります。しかし、もともと日本の水道料金はたいへん安く、地域差はあるものの東京でいえば、1リットル当たりわずか0.1円程度です。しかも機器の構造上、廃棄水は浄水器が稼働中に発生するだけで、タンクが満杯になった時点で自動的に止まります。とくに、最近の逆浸透膜は非常に高性能で、造水速度も早いうえに原水に対しての透過水の回収率も高く、廃棄水量も少なめに抑えられています。

 したがって、安全でおいしい水を飲むための捨て水について論じることにあまり意味はなく、月額に換算してもせいぜい100円単位の負担であり、廃棄水量も料金もなんら気にかける必要はありません。

誤解5■他の浄水器に比べて価格が高い
 きわめて皮相な意見といえます。「安全な水」を保証する浄水器が逆浸透システム以外にないのが現状であり、また、機構的にも濾過方式の浄水器よりは複雑でコストがかかっています。また、一度設置してしまえば長期にわたって使用できるのみならず、ランニングコストが格安で、結果的には安く「安全でおいしい水」が飲める経済性も兼ね備えています。

 巷間、逆浸透浄水器が高いと評されるのは、外国(多くはアメリカ)からの並行輸入の機器を、そのまま高額で販売している業者が多いことが原因です。というのも、あまりに作りがアバウトなうえに使い勝手も非常に悪く、フィルターの交換もままならない機構の製品がほとんどだからです。その辺を見極める必要性は感じますが、反面、使い勝手を考慮して日本人の感性に合うように改善したり、フィルターの交換のしくみを簡便にしたりといった高品位な商品については、当然、コストは価格に反映します。いわば、高品位、高価格は資本主義の常態であり、なにより優先するのは水の安全性であるはずです。

 むろん、適正価格という前提は必須ですが、逆浸透浄水器の場合、システムの説明などに相当の労力を要する説得商品であることから、他の浄水器よりも高目の価格設定がなされているのが現状です。これは需要と供給の問題ともからむことで、逆浸透浄水器が広く世に知れわたり、デパートや家電量販店などで日常的に売られるようになれば間違いなく価格は下がります。そういった意味からも、業者の側も、輸入品を高値のまま売り放しにするといった姿勢ではなく、機器そのものの商品価値をさらに高める努力をしなければ、普及へのはずみはなかなかつかないのではないかと思います。

 以上、価格に関しては消費者個々の認識にゆだねるとして、ミネラルの除去や廃棄水のしくみなど、一見、逆浸透浄水器の短所のように見える部分が、じつは安全な水の要件を満たすための長所なのだということが理解いただけたでしょうか。

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